カラーボックスにいろいろ詰め込んで、仕切りも変えてみたけれど…
- もうこれ以上入らない
- 見た目がゴチャゴチャしてきた
- 部屋がなんとなく散らかって見える
こんなふうに感じていませんか?
カラーボックスは「安くて・手軽で・どこでも買える」優秀な収納ですが、
使う量や年数が増えるほど どうしても越えられない“限界” が出てきます。
この記事では
- カラーボックスが限界になる理由
- 「買い替えたほうがいい」サイン
- 次に選ぶべき室内収納の考え方
- 目的別のおすすめ収納パターン
を、順番にわかりやすく解説します。
読み終わるころには、
「自分の部屋には、カラボの代わりにどんな収納を置けばいいか」
がハッキリわかるはずです。
カラーボックスが「限界」になりやすい3つの理由

まずは、なぜカラーボックスだけでは
収納が足りなくなってしまうのかを整理しておきましょう。
1. 耐荷重と強度に“構造上の限界”がある
カラーボックスは「合板+紙管」などの軽い素材で作られているものが多く、
重い本や家電を乗せ続けると、どうしても
- 棚板がたわむ
- ネジ穴がゆるむ
- 角が欠ける
といったトラブルが起きやすくなります。
一時的に工夫しても、
“そもそもの構造が重いもの向けではない” ことが多いのです。
2. 収納量を増やすと「見た目の圧迫感」が急に増える
カラーボックスは、奥行きが浅くて軽い代わりに、
- 追加で横に並べる
- 上に積み重ねる
といった使い方をしがちです。
その結果、
高さバラバラのカラボが増え、色や素材が統一ない、上にもモノを積みだしてしまう
という状態になりがちで、
部屋全体がゴチャッとして見えます。
3. 「一時置き」に使いすぎて中身がカオスになる
カラーボックスは気軽に使えるぶん、
- とりあえず突っ込む
- 分類しないまま放り込む
という “一時置きスペース” になりやすいです。
仕切りやボックスで改善しても、
根本的な収納量や収納の役割を見直さない限り、またすぐに乱れてしまいます。
こんな状態なら「カラボ買い替えサイン」です

次の中で、2つ以上当てはまる場合は
カラーボックスから 別の収納にステップアップ したほうがスッキリしやすくなります。
- 棚板がたわんでいる、または歪んでいる
- すでに3台以上カラボを置いている
- カラボの上にもモノが山積み
- 何がどこにあるかすぐに出てこない
- 見える場所に置いているのに、なんとなく生活感が気になる
逆に、
- まだ1台しかない
- 中身の量もそこまで多くない
- 一時的に増えただけで、すぐに減らせそう
という場合は、「仕切りの工夫」だけで十分改善できることもあります。
「カラボの中身を全部出しても、まだ明らかにモノが多い」
と感じるようなら、
収納家具そのものを見直すタイミングだと考えてOKです。
カラーボックスの次に考えるべき「室内収納」の方向性

「カラボの代わりになる収納」と聞くと、
- とりあえず大きい棚を買う
- なんとなくオシャレなラックに変える
といった選び方をしがちですが、
それだと また同じ失敗を繰り返してしまいます。
まずは、次の3つの視点で「方向性」を決めておきましょう。
1. 見せる収納にするか、隠す収納にするか
- 本・お気に入りの雑貨 → 「見せてもOK」なもの
- 書類・日用品・下着類 → できれば隠したいもの
を一緒の収納に入れてしまうと、
どちらのニーズも満たせなくなります。
- 見せたいもの → オープンラック・本棚
- 隠したいもの → 引き出し付きのチェスト・扉付き収納
のように、役割で分ける のがおすすめです。
2. 縦に積むか、横に広げるか
部屋の広さや動線によって、
向いている収納の「形」も変わります。
- ワンルーム・6畳前後 → 横幅を抑えて 縦に収納 したほうが部屋が広く見える
- リビング横の壁一面 → 思い切って 横長の収納 で“面”をそろえたほうがスッキリ見える
カラーボックスは「縦にも横にもできる」分、
どっちつかずになりやすいので、
「自分の部屋では、縦と横どっちを優先したいか?」
を先に決めてしまうと、収納選びが一気に楽になります。
3. 将来、移動させる可能性があるか
- 引っ越しが多い
- 模様替えが好き
- 家族構成が変わる予定がある
という場合は、
- 分解・再組み立てしやすい
- 軽めで動かしやすい
- 単体でも複数でも使える
といった特徴のある収納を選んでおくと、
後々のストレスがかなり減ります。
カラーボックスの代わりになる室内収納タイプ3つ

ここからは具体的に、
カラボの次に検討しやすい室内収納を3タイプ紹介します。
1. 本棚・ブックシェルフ(本・書類・コレクションが多い人向け)
こんな人におすすめ
- 本や漫画が多い
- 書類やファイルを立てて収納したい -「見せつつ収納したい」ものが多い
本棚のメリットは、
- 奥行きが浅めで圧迫感を抑えやすい
- 左右に増やして“壁一面収納”にしやすい
- 上部のデッドスペースを活かしやすい
といった点です。
▶︎ カラーボックス卒業後に選びたい「本棚」のおすすめはこちら
本や収納が増えすぎた人向け|長く使える本棚おすすめカラーボックスに本や物を詰め込んでいたけれど、 棚がたわんできた 本が増えるたびに配置を変えている 見た目がどうしても安っぽくなるこんな不満を感じていませんか?カラーボックスは手軽で便利な収納ですが、本や書類の量が一定以上になると、どうして...
2. オープンラック・スチールラック(日用品や雑貨中心の人向け)
こんな人におすすめ
- 収納したいものの種類がバラバラ
- カゴやボックスと組み合わせて使いたい
- 模様替えのたびにレイアウトを変えたい
オープンラックのメリットは、
- どの棚にもモノを置けて自由度が高い
- カゴやボックスを組み合わせて“隠す収納”にもできる
- 金属ラックなら耐荷重が高く、家電も置きやすい
という点です。
▶︎ カラボの代わりに使いやすい「オープンラック・スチールラック」のおすすめはこちら
(※「ラックおすすめ」記事への内部リンク)
3. チェスト・引き出し収納(中身を見せたくない人向け)
こんな人におすすめ
- 下着・タオル・小物など“見せたくないもの”が多い
- 部屋をスッキリ「ホテルっぽい」印象にしたい
- 上にテレビや小物を置きたい
チェストのメリットは、
- 前面がフラットなので見た目がスッキリ
- 引き出しごとに用途を分けられる
- 上部をディスプレイスペースとして使える
という点です。
▶︎ カラボからの買い替えにおすすめの「チェスト・引き出し収納」はこちら
(※「チェストおすすめ」記事リンク)
買い替える前にやっておきたい「3つの採寸」

カラーボックスから別の収納に買い替えるときは、
次の3つだけは必ず測っておきましょう。
- 収納を置く予定のスペースの幅・奥行き・高さ
壁〜コンセント・窓・扉までの距離もチェック - 部屋の入口・廊下・エレベーターの幅
組み立て前の梱包サイズが通るかどうか - 今カラボに入っているモノの量
本の「段数」や、ボックスの「個数」レベルで把握しておく
「とりあえず大きいものを買っておけば安心」
という選び方は、あとで 圧迫感や動線の悪化 に繋がりやすいので注意です。
ケース別:カラーボックス卒業後のおすすめパターン
最後に、よくあるケース別に
カラーボックスからの“卒業パターン”をまとめておきます。
ケース1:本や漫画がとにかく多い
- カラボに横向きで本を詰め込んでいる
- 上にも本が積んである
→ この場合、本棚に特化した収納 に切り替えたほうが
見た目も使いやすさも一気に改善します。
▶︎ 本・漫画が多い人向けの本棚おすすめを見る
本や収納が増えすぎた人向け|長く使える本棚おすすめカラーボックスに本や物を詰め込んでいたけれど、 棚がたわんできた 本が増えるたびに配置を変えている 見た目がどうしても安っぽくなるこんな不満を感じていませんか?カラーボックスは手軽で便利な収納ですが、本や書類の量が一定以上になると、どうして...
ケース2:雑貨・日用品・ストックが多くてゴチャゴチャ
- カラボの一段ごとに中身がバラバラ
- 何がどこにあるか分からない
→ オープンラック+収納ボックス の組み合わせが相性◎です。
- 棚ごとに「カテゴリ」を決める
- ボックスごとにラベルを貼る
だけでも、探し物の時間がかなり減ります。
▶︎ カラボの代わりに使いやすいオープンラック・スチールラックをチェックする
(※ラック記事へ)
ケース3:どう頑張っても、そもそもモノが入りきらない
- 仕切りを工夫しても溢れてくる
- 季節物や思い出の品が多い
- 収納を増やすと部屋が狭くなる
ここまで来ると、
室内収納だけで解決しようとするのはかなり大変です。
そんな時は、
- シーズンオフの物
- 年に数回しか使わない物
- 思い出として残したい物
だけを 屋外収納(物置・トランクルーム)に逃がす
という選択肢も検討してみてください。
▶︎ カラーボックスに収まらない物をどうするか?屋外収納・トランクルームの考え方はこちら
カラーボックスにもう入らない物はどうする?屋外収納(物置・トランクルーム)という選択肢カラーボックスを工夫しても、どうしてもモノが収まりきらない…。 仕切りを増やしてもパンパン 連結して増やしたのに、また溢れてきた 収納を増やすほど、部屋が狭く見えるこんな状態になっているなら、「室内に全部置こうとする」のを一度やめて、そもそ...
まとめ|「カラボをどう工夫するか」から「何で置き換えるか」へ
カラーボックスはとても便利な収納ですが、
- 収納量
- 見た目
- 強度
のどれかが限界に来ていると感じたら、
そこから先はいくら工夫しても 根本解決にはなりません。
これからは、
- 見せたいもの/隠したいものを分ける
- 部屋的に「縦」と「横」どちらを優先したいか決める
- 将来の移動・模様替えも考えて収納を選ぶ
という3つのステップで、
カラーボックスの代わりになる室内収納を選んでみてください。
そして、もし
「どうしても部屋の中に収まりきらない…」
という状態なら、
室内収納だけにこだわらず、屋外収納やトランクルームも
“新しい選択肢のひとつ”として検討してみるのがおすすめです。



