カラーボックス 木目調 塗装と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、「ありきたりな収納家具をもっとおしゃれにリメイクしたい」と思っているのではないでしょうか。
カラーボックスは手頃な価格で手に入る反面、色や質感に物足りなさを感じることもあります。そんなときにおすすめなのが、木目調に塗装して見た目も機能もアップさせるDIYリメイクです。
この記事では、塗装に適した下地の整え方から、初心者でも扱いやすい塗料や道具の選び方、そしてアンティーク風の仕上げテクニックまで、実際の事例を交えながら詳しく解説します。リビングや子供部屋にマッチする、おしゃれで実用的なカラーボックスを自分の手で作りたい方に役立つ内容をお届けします。
この記事のポイント
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カラーボックス木目調塗装の基本とは
- カラーボックスの塗装前準備
- 木目調仕上げに必要な下地処理
- リメイク初心者でも安心な方法
- 木目調におすすめの塗料と道具
- 使いやすく仕上げる塗装のコツ
カラーボックスの塗装前準備
現在の私は、DIYに挑戦する際、まず確認しておきたいのが「塗装が可能な素材かどうか」です。カラーボックスは安価で手に入りやすい家具ですが、多くの場合、表面に化粧板や樹脂加工が施されています。そのため、いきなり塗装をしても弾かれてしまい、塗料が乗らないことがあります。
ここで重要になるのが事前の準備です。まず、目立たない部分で試し塗りを行い、塗料が密着するかどうかをチェックします。もし塗料がはじかれるようであれば、軽くサンドペーパーで表面を削って目荒らしをしましょう。番手は#240前後が適しています。これにより塗料の密着性が向上します。
ただし、近年ではプライマーを使っても塗装がうまくいかない素材も増えています。そうした場合は、次に紹介する「ペインタブルテープ」など、専用の下地素材を利用する方法も検討してみてください。手間はかかりますが、これを行うかどうかで仕上がりに大きな差が出てきます。
木目調仕上げに必要な下地処理
こう考えると、木目調塗装を成功させる鍵は「下地処理」にあると言えます。カラーボックスの表面がツルツルしている場合、塗料を弾いてしまうことがあるため、何らかの処理が必要です。
例えば、軽い研磨作業を施すことで塗料のノリがよくなります。また、ペインタブルテープを全面に貼ることで、下地を保護しながら塗装を可能にするという方法もあります。このテープは塗料がしっかり密着する上に、後からきれいに剥がすことができるため、賃貸住まいの方にも好評です。
さらに、塗装前には必ずホコリや油分を取り除くことも忘れないようにしましょう。マイクロファイバークロスで表面を拭き取るだけでも、塗装の持ちが大きく変わってきます。下地処理を丁寧に行うことで、仕上がりが格段に美しくなるのです。
リメイク初心者でも安心な方法
私は、DIY初心者の方には「貼ってはがせるタイプの下地テープ」と「水性塗料」を使った方法をおすすめしています。なぜなら、この方法は失敗のリスクが少なく、途中での修正も比較的簡単だからです。
例えば、ペインタブルテープを使えば、カラーボックスの表面を傷つけずに塗装が可能です。塗料が乗らなかった場合でもテープごと剥がすだけでやり直せるので、心理的なハードルも下がります。また、水性塗料は臭いも少なく、後片付けも水で簡単に行えるため、初心者には扱いやすい素材です。
もちろん、道具選びも重要です。軽量なミニローラーは、刷毛よりもムラが出にくく、短時間で広範囲を塗装できます。こうした道具を上手く活用することで、DIYの楽しさを実感しながら作業を進めることができます。
木目調におすすめの塗料と道具
多くの方が見落としがちですが、塗料の種類や道具の選定は、木目調リメイクの成否を大きく左右します。木目調にしたい場合、マットな質感の塗料を選ぶと自然な風合いが出やすくなります。アトムハウスペイントの水性多用途塗料「フリーコート」はその代表格で、落ち着いたツヤ感が特徴です。
このフリーコートは標準色に加え、カラーオーダーで267色から好みの色を選ぶことができます。自分だけのオリジナルカラーで木目調リメイクをするのは、DIYの醍醐味の一つでしょう。
道具については、PIA社の「ミニ丸」ローラーがおすすめです。軽くて扱いやすく、初心者でもストレスなく塗装が進められます。また、ローラー受け皿にビニール袋を被せておくと、色替えや後片付けも簡単にできます。
使いやすく仕上げる塗装のコツ
このように考えると、塗装作業は単に色を塗るだけではなく、使い勝手を意識した工夫が求められる作業です。例えば、塗装の際にはローラーで塗る方向を一定に保つと、仕上がりが滑らかになります。さらに、カラーボックスを組み立てる前に塗装しておくことが重要です。パーツごとに塗ることで塗り残しがなくなり、乾燥もしやすくなります。
特に木口部分は目立ちやすいので、丁寧に塗りましょう。また、塗料は一度に厚く塗るのではなく、薄く何度も重ねるのがコツです。これによりムラが出にくく、耐久性も向上します。時間と手間はかかりますが、そのぶん完成度の高い仕上がりになります。
木目調塗装でリメイクを楽しむ
- カラーボックスをアンティーク風に
- 下地に便利なペインタブルテープ
- 貼ってはがせるテープの魅力
- 2色使いで印象を変えるテク
- 塗装後の組み立てと使い方
- 色に飽きたときの再リメイク法
- カラーボックス木目調塗装ポイントまとめ
カラーボックスをアンティーク風に
たとえ新品のカラーボックスでも、アンティーク調の塗装を施すことでぐっと雰囲気のある家具に変身させることができます。これは、塗料の色選びと仕上げ方に工夫を加えることで実現可能です。
例えば、あえてエッジ部分に濃い色を塗る、または軽くサンドペーパーで削ることで、使い込まれた風合いを演出できます。フリーコートの中でも、ややくすんだ色味を選ぶとアンティーク感がより強調されます。
もちろん、塗りすぎには注意が必要です。アンティーク風を狙う場合、あえてムラやかすれを残すことで自然な風合いが出ます。完璧を目指すのではなく、味のある仕上がりを意識すると良いでしょう。
下地に便利なペインタブルテープ
今回のように、下地処理にペインタブルテープを使う方法は、作業効率と仕上がりの両方を向上させる便利な手段です。このテープは幅広で貼りやすく、表面にしっかりと密着するのが特長です。
貼る際には、気泡やしわが入らないように注意が必要です。壁紙用の押さえローラーや、ウエスを巻いた木片などで押し付けながら貼ると、きれいに仕上がります。このような下地処理がしっかりしていれば、後の塗装もスムーズに進みます。
また、塗料が直接家具に触れないため、塗装に失敗しても簡単にやり直せるという安心感もあります。これは特に初心者には大きなメリットと言えるでしょう。
貼ってはがせるテープの魅力
それは、何といっても「剥がせる」ことに尽きます。ペインタブルテープは、塗装後にきれいにはがすことができるため、原状回復が求められる賃貸住宅にもぴったりです。実際、私が使用した際も、2~3回の塗り重ね後に問題なく剥がせました。
ただし、勢いよく引っ張ると下地まで剥がれてしまう恐れがあるので、ゆっくり丁寧にはがすようにしましょう。また、色に飽きた時や模様替えをしたくなった時に、すぐに次の塗装に移れる点も大きな魅力です。多くの塗料はこのテープの上に重ね塗りが可能なので、DIYの自由度が広がります。
2色使いで印象を変えるテク
ここから、よりデザイン性の高いリメイクに挑戦したい方に向けて、「2色使い」のテクニックをご紹介します。これは、棚板や側板、木口部分などに異なる色を配色することで、カラーボックスに奥行きと個性を与える方法です。
例えば、内側を明るい色に、外側を落ち着いた色にすることで、視覚的にも広がりを感じることができます。今回使用したフリーコートでは、0007番と0061番の2色を組み合わせ、子供部屋にもマッチするセンスの良い配色を実現しました。
もちろん、配色に迷ったら、インテリアカラーガイドを参考にするとよいでしょう。最初は小さな面積から試してみることで、自分の好みに合った組み合わせが見つかるはずです。
塗装後の組み立てと使い方
そしてもう一つは、塗装後の組み立てについてです。ここでは乾燥を十分に待つことが最大のポイントとなります。塗料が完全に乾いていない状態で組み立てを行うと、塗膜がはがれたり、パーツ同士がくっついてしまうことがあります。
また、組み立ての際はネジ穴などに塗料が入っていないか確認しましょう。必要であれば塗料を削り取ってから組み立てると、スムーズに作業が進みます。
完成後は、本棚としてだけでなく、収納ボックスやディスプレイラックとしても活用できます。用途に応じて色分けをしておくと、視覚的にも使いやすくなります。
色に飽きたときの再リメイク法
このように、カラーボックスの塗装リメイクには柔軟性があります。色に飽きた場合や、インテリアの模様替えをしたいと感じた時にも対応できるのが魅力です。
ペインタブルテープを使った場合は、そのまま新しい色を重ね塗りすることもできますし、剥がして元の状態に戻すことも可能です。重ね塗りは2〜3回程度までが推奨されていますが、それ以上に重ねるとテープの剥がれやすさが損なわれる可能性があるため注意が必要です。
再リメイクの際には、前回の色を活かした配色や、ステンシルなどを使ったアレンジもおすすめです。こうすることで、同じカラーボックスでも全く違った印象に仕上げることができます。