クローゼットに置けるカラーボックスの選び方|奥行45cm・60cm対応サイズと失敗しない注意点

カラーボックス
スポンサーリンク

クローゼット下の空きスペースにカラーボックスを入れると、収納量が増えて部屋がすっきりします。ところが実際には「奥行は足りるのに扉が閉まらない」「服に当たって出し入れしづらい」「入れたいケースが入らない」といった失敗も起こりがちです。

ポイントは、カラーボックス本体のサイズだけでなく、扉の動きやハンガーの服が前に出る分まで含めて“使える寸法”で考えること。この記事では、購入前に測るべき場所、外寸と内寸の見分け方、段数や耐荷重の選び方、湿気・転倒などの注意点まで、クローゼット収納を無駄にしないための手順をまとめます。

❕本ページはPRが含まれております

この記事でわかること

  • カラーボックスの標準サイズと段数ごとの違いが分かる
  • 内寸と外寸の関係から収納できる物のイメージをつかめる
  • メーカー別のサイズ傾向と選び方のポイントを理解できる
  • カラーボックス サイズで失敗しないチェック項目を把握できる
スポンサーリンク
  1. クローゼットにカラーボックスを置く前に知っておくべき結論
    1. 失敗の原因は「奥行」と「扉・服の干渉」
    2. 奥行45cm・60cmはあくまで目安で実測が必須
    3. 見た目より「使えるかどうか」で判断する
  2. クローゼットに置けるカラーボックスのサイズ基準
    1. 一般的なクローゼットの奥行・高さの目安
    2. レギュラータイプのカラーボックスサイズ感
    3. 奥行30cmと40cmタイプの違いと注意点
  3. 購入前に必ず測るべきクローゼットの寸法
    1. 外寸ではなく「有効内寸」を測る理由
    2. 幅・奥行・高さで測定するポイント
    3. 折れ戸・引き戸で変わる注意点
  4. クローゼット用カラーボックスの選び方チェックポイント
    1. 外寸と内寸は必ず分けて確認する
    2. 段数は「入る高さ」より「使いやすい高さ」で選ぶ
    3. 棚板1枚あたりの耐荷重と全体耐荷重を見る
    4. 引き出し・扉・キャスターなどのオプション
  5. クローゼットに置きやすいカラーボックスのサイズ例
    1. 奥行約30cmの薄型タイプの例
    2. 奥行約40cmの深型タイプの例
    3. ニトリ・IKEAなどメーカー別の代表サイズ(※一例)
  6. クローゼット内で使うときの注意点
    1. 扉が閉まらない・服が当たるトラブル例
    2. 湿気・カビ対策として意識したいポイント
    3. 転倒防止と安全面の配慮
    4. カラーボックスで収納が足りないと感じたら
  7. よくある質問(Q&A)
    1. クローゼットの奥行45cmでもカラーボックスは置ける?
    2. 60cmクローゼットならどの奥行が安心?
    3. 耐荷重はどこを見ればいい?
    4. 押入れとクローゼットで選び方は違う?
  8. まとめ|クローゼットに置けるカラーボックス選びで失敗しないために
    1. サイズは「目安+実測」で判断する
    2. 奥行と干渉チェックが最重要ポイント

クローゼットにカラーボックスを置く前に知っておくべき結論

失敗の原因は「奥行」と「扉・服の干渉」

クローゼットにカラーボックスを入れるとき、サイズ表だけ見て「奥行が入るから大丈夫」と判断すると、思わぬところでつまずきます。原因になりやすいのは、カラーボックス本体の奥行そのものよりも、扉の動きハンガーの服が前に出る量です。

たとえば、折れ戸は扉が内側へ回り込むため、手前に余裕がないと角が当たりやすくなります。引き戸でも、扉のレール・戸当たり・取っ手の厚みなどで“実際に使える奥行”が削られるケースがあります。さらに、ハンガーパイプに掛けた衣類は、肩まわりや袖のふくらみで想像以上に手前へ張り出します。結果として「入ったけど扉が閉まらない」「服が擦れる」「出し入れのたびに引っかかる」といった“使いにくさ”が発生しがちです。

要するに、カラーボックス選びは「奥行が足りるか」だけでなく、扉の可動域+服の張り出しまで含めて干渉を避けられるかが鍵になります。

奥行45cm・60cmはあくまで目安で実測が必須

クローゼットの寸法には住まいごとの個体差があり、「このサイズなら必ずOK」という共通ルールはありません。ただ、収納家具選びの目安として、一般的なクローゼットは奥行45cm・60cmの2タイプが多いという情報があり、高さも180〜230cm程度の例が挙げられています。

ここで注意したいのは、同じ「奥行45cm」でも、壁面の巾木(はばき)や、扉の厚み・戸当たり、床の段差、梁(はり)や棚板の位置などで、“有効内寸”が目減りする点です。さらに前述の通り、服の張り出しが加わると、数字上は収まっても運用上きつくなることがあります。

以上の点を踏まえると、奥行45cm・60cmはあくまで入り口の目安で、最終判断は置きたい場所の実測に寄せたほうが安全です。

見た目より「使えるかどうか」で判断する

クローゼット下に棚を入れる目的は、「入れること」ではなく「ラクに使えること」です。見た目がきれいでも、扉に当たって毎回ずらす必要があれば、結局は使わなくなってしまいます。反対に、奥行に余裕を残し、服や扉と干渉しない配置にできると、収納は一気に快適になります。

ポイントは、カラーボックスの“容量”よりも、動作(扉の開閉、ケースの引き出し、掃除や換気)を含めた実用性を優先することです。そう考えると、購入前に「どこで、何を、どう出し入れするか」まで描いておくほど、失敗を回避しやすくなります。

クローゼットに置けるカラーボックスのサイズ基準

一般的なクローゼットの奥行・高さの目安

クローゼットの寸法は物件によって差がある一方、収納家具を検討するときの参考として、奥行は45cm・60cmが多く、高さは180〜230cm程度の例が示されています。

この目安は、「クローゼット=たいていこのくらい」という感覚をつかむのに役立ちますが、実際の設置では“数字の余白”をどう取るかが勝負になります。

「余白」を見積もるときに意識したい要素

奥行の実測値そのもの以外に、次の要素が効いてきます。

・巾木や戸当たりで奥行が削られる

・扉の開き方で当たりやすいポイントが変わる(特に折れ戸)

・服のふくらみで手前が埋まる

・床に除湿剤や収納ケースを置くと、さらに動線がタイトになる

このあたりを先に押さえておくと、サイズ選びの判断が“置けるかどうか”から“使い続けられるか”へ切り替わります。

レギュラータイプのカラーボックスサイズ感

カラーボックスは「幅約42cm前後×奥行30cm前後×高さは段数で変動」というレギュラー規格がひとつの定番です。実例として、ニトリの「連結できるNカラボ レギュラー 3段」は外寸が幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm、内寸も併記されています。

この“奥行約30cm”クラスは、クローゼット奥行45cmの空間でも比較的扱いやすいことが多く、服の張り出しや扉の干渉を避ける余白を作りやすいのが利点です。とはいえ、扉の形状や服の量によって体感は変わるため、数字だけで決め切らず、「置いた後に前へ何cm残るか」をイメージしておくと判断がブレません。

奥行30cmと40cmタイプの違いと注意点

同じ“カラーボックス系”でも、奥行が約30cmの薄めタイプと、約39〜40cmの深めタイプがあります。たとえば、IKEAの「KALLAX 42×147cm」は外寸が幅41.5×奥行39×高さ146.5cmと、奥行がしっかりめです。

深めタイプは、ボックス収納や雑貨の“奥まで入る感”が魅力ですが、クローゼット内では次の点で難易度が上がります。

まず、扉が当たりやすくなること。次に、服の張り出しとぶつかりやすいこと。そして、奥行いっぱいに入れると奥が暗くなり、出し入れが面倒になりやすいことです。

こうした特性から、奥行45cmクローゼットに深め(約39cm)を入れる場合は、設置位置を手前に出す/服側から距離を取るなどの工夫が必要になりやすい、と捉えておくと失敗しにくくなります。

購入前に必ず測るべきクローゼットの寸法

測る場所 測定ポイント 見落としやすい注意点
左右の壁〜壁 巾木(はばき)で床付近が狭くなる
奥行 背面〜扉の内側 折れ戸は開閉時の回り込みに注意
高さ 床〜棚板・ハンガーパイプ下 服の裾が垂れる分も考慮

外寸ではなく「有効内寸」を測る理由

クローゼットの表示寸法や、部屋図面の数値は参考にはなりますが、収納家具の設置では「実際に置ける内側の寸法=有効内寸」が基準になります。扉の内側までの距離、巾木の出っ張り、床の見切り材など、見落としがちな要素で数cm単位の差が出ることがあるからです。

さらにクローゼットは、奥行45cm・60cmが多いという“傾向”はあっても、統一規格があるわけではありません。

だからこそ、設置の可否は「外寸の話」より、その場所に“干渉なく”置けるかで決めたほうが納得感が高くなります。

幅・奥行・高さで測定するポイント

最低限、メジャーで押さえたいのは幅・奥行・高さの3つです。ここでのコツは、数字を取るだけでなく「どこからどこまで測るか」を揃えること。

幅は、左右の壁から壁まで。ただし巾木が出ている場合は、床面の実効幅が狭くなるので、床に近い位置でも測っておくと安心です。

奥行は、背面から扉の内側まで。扉の構造で当たり方が変わるため、「扉を閉めた状態で内側まで」を基本にすると判断しやすくなります。

高さは、床から棚板の下面、またはハンガーパイプの下端まで。下置き収納は、上から服が垂れてくる分も考慮したほうが実用的です。

数字は“ぴったり”を狙うより、設置後に困らない余裕を確保する発想が合っています。

折れ戸・引き戸で変わる注意点

同じ寸法でも、扉が違うと干渉の出方が変わります。折れ戸は扉が内側に回り込むため、手前の角が当たるケースが目立ちます。引き戸は開閉時の回り込みが少ない一方、レールや戸当たり、取っ手の厚みで有効内寸が削られることがあります。

また、どちらの場合でも「扉は閉まるけど、開け閉めのたびに擦る」「取っ手に当たって削れる」といった“軽い干渉”が積み重なると、使いにくさにつながります。測定時は、奥行を1点で測って終わりにせず、扉まわりの出っ張りも含めて確認しておくと、設置後のストレスが減ります。

クローゼット用カラーボックスの選び方チェックポイント

 

外寸と内寸は必ず分けて確認する

クローゼット内の設置で見落とされがちなのが、外寸だけで購入し、収納ケースが入らないパターンです。カラーボックスは「外寸=置けるかどうか」「内寸=収納が成立するかどうか」で役割が違います。

たとえば、ニトリのNカラボ レギュラー3段は、外寸だけでなく内寸(幅39×奥行28×高さ85cm)も明記されています。

アイリスオーヤマのCX-3も、棚内寸(幅約39×奥行約27.5×高さ約27.5cm)が示されています。

この“内寸の具体値”があると、ケースや引き出しの適合が判断しやすくなります。

クローゼット下置きで失敗しやすいのは「棚は入ったけど、使いたいケースが入らない」こと。メーカーや販売ページの仕様表で、外寸と内寸が両方載っているかをチェックしておくと、買い直しのリスクを抑えられます。

段数は「入る高さ」より「使いやすい高さ」で選ぶ

段数は多いほど収納力が増える一方、クローゼット内では背の高い棚が扱いにくくなることがあります。理由はシンプルで、上には棚板やハンガーパイプがあり、前には服が垂れるため、上段が見えにくく、手が入りづらくなりやすいからです。

実例として、3段は高さ約88cm前後のサイズが多く、ニトリのNカラボ レギュラー3段も高さ87.8cmです。ニトリ

このくらいの高さなら、服の裾に当たりにくいケースが比較的多く、クローゼット下置きの“扱いやすさ”と相性が良い傾向があります。

ここで大切なのは、段数を「何段入るか」で決めず、どの高さなら一番よく使う物を取り出しやすいかで考えることです。上段に置いた物ほど出し入れが億劫になりやすいので、使用頻度の高い物を“手前・中段”に置ける高さを基準にすると、収納が形だけで終わりません。

棚板1枚あたりの耐荷重と全体耐荷重を見る

耐荷重は、安全面に直結する要素です。ここは“だいたい”で判断せず、数値が明記された情報を確認したほうが安心できます。

たとえば、IKEAのKALLAX(42×147cm)は「棚板1枚あたりの最大荷重13kg」と仕様に記載されています。

アイリスオーヤマのCX-3は「棚板1枚あたり約30kg、全体約80kg」と示されています。

同じ棚でも、棚板1枚あたりと全体で“見ている基準”が異なるため、置きたい物が重い場合は棚板あたりの数値が効いてきます。

水のストック、書籍、家電など重さがかかる物を想定しているなら、「棚板1枚あたり」を軸に判断し、積み上げる場合は転倒対策もセットで考えるのが現実的です。特に背の高いユニットは、地震時や子どものよじ登りなどでリスクが上がるため、設置環境に応じた対策を取るほうが納得感があります。

引き出し・扉・キャスターなどのオプション

クローゼット内でカラーボックスを“本当に使いやすくする”のは、オプションの選び方です。引き出しは、奥に置いた物でも取り出しやすくなる一方、前に引くスペースが必要になります。

扉付きは見た目が整う反面、扉の開閉スペースが取れないとストレスが増えます。キャスターは掃除や換気に便利ですが、床材との相性や、引き出し操作時のぐらつきにも注意が必要です。

クローゼットは空気がこもりやすい場所になりやすいため、奥まで詰め込むより、動かして換気できる運用のほうが合うことがあります。除湿剤の置き方についても、湿気は下にたまりやすいので“下のほうに置く”という案内がされています。

オプションは見た目や流行より、「扉・服と干渉しないか」「換気や掃除ができるか」を基準に選ぶと、クローゼット収納として破綻しにくくなります。

クローゼットに置きやすいカラーボックスのサイズ例

奥行約30cmの薄型タイプの例

薄型タイプは、クローゼット内で“余白”を確保しやすいのが魅力です。余白があると、扉の当たりや服の擦れを避けやすくなり、さらに除湿剤の置き場や掃除の動線も作れます。

代表例として、ニトリのNカラボ レギュラー3段は、外寸が幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm、内寸も公開されています。

奥行約30cmであれば、奥行45cmクラスのクローゼットでも“残りの約15cm”を干渉回避や通気に回せる可能性が出ます(ただし扉形状・巾木・服の量で体感は変わります)。

奥行約40cmの深型タイプの例

深型タイプは、収納量が増えやすい反面、クローゼット内では干渉のリスクが上がります。IKEAのKALLAX(42×147cm)は、外寸が幅41.5×奥行39×高さ146.5cmです。

この奥行だと、奥行45cmのクローゼットでは前後の余裕が少なくなり、扉や衣類との距離が詰まりやすくなります。

一方で、KALLAXは棚板1枚あたり最大荷重13kgと明記されており、用途に合えば魅力的です。

深型を選ぶなら、扉が当たらない位置に置けるか、服側と距離を取れるか、引き出しオプションを付けたときに前へ引けるか、といった運用面の検討が欠かせません。

ニトリ・IKEAなどメーカー別の代表サイズ(※一例)

サイズ感をつかむために、代表例を表で整理します(いずれも仕様表に基づく“一例”です)。

メーカー / 商品例 外寸(幅×奥行×高さ) 内寸・補足 耐荷重の表記例
ニトリ:連結できるNカラボ レギュラー3段 41.9×29.8×87.8cm 内寸:幅39×奥行28×高さ85cm 棚板1枚あたり:10kg(ダボ固定)/20kg(木ネジ固定)
IKEA:KALLAX 42×147cm 41.5×39×146.5cm 棚板1枚あたり最大荷重:13kg
アイリス:CX-3(3段) 棚内寸:幅約39×奥行約27.5×高さ約27.5cm 棚板1枚あたり約30kg、全体約80kg

表から見えてくるのは、同じ“42cm前後の幅”でも、奥行が約30cmと約39cmで使い勝手が大きく変わることです。奥行45cmのクローゼットでは、深型ほど干渉確認の優先度が上がる、と捉えておくと判断しやすくなります。

クローゼット内で使うときの注意点

扉が閉まらない・服が当たるトラブル例

トラブルの多くは、「設置自体はできたが、日常動作で引っかかる」という形で表面化します。たとえば、扉は閉まるものの取っ手が棚に当たり続けて傷が付く、折れ戸の角が棚の角に当たる、衣類の袖がこすれて毛羽立つなど、最初は小さな違和感として出がちです。

こうした問題は、設置後に少しずつストレスが積み上がり、「クローゼットを開けるのが面倒」「結局床置きに戻る」といった結果につながります。対策としては、棚を奥まで押し込まず、扉側に余裕を残す、服の量を見直して張り出しを減らす、棚の位置を左右どちらかに寄せて干渉ポイントを避ける、といった“運用での調整”が現実的です。

つまり、クローゼット内の収納は「ぴったり置くほど美しい」ではなく、ぶつからず動ける余裕があるほど続けやすい、という発想が向いています。

湿気・カビ対策として意識したいポイント

クローゼットや押入れの奥は、湿気がたまりやすい注意点が挙げられることがあります。たとえばアイリスプラザの収納チェックポイントでは、押入れの奥側は「見えづらく、湿気もたまりやすい要注意スペース」といった説明が見られます。

また、除湿剤の置き場所について、湿気は下にたまりやすいためタンクタイプはできるだけ下に置くとよい、四隅は湿気が滞留しやすい、と案内されています。

ここで記事として取り入れやすい対策は、「やれば必ず防げる」と断言するのではなく、空気の通り道を作る工夫として提案することです。棚を壁にベタ付けしないで数cm離す、定期的に扉を開けて換気する、床が冷えやすい家では底面を浮かせて空気が回るようにする、といった方向性が現実に沿っています。

湿気対策は“何か一つで解決”になりにくい分、詰め込みすぎず、空気が動けるレイアウトにしておくことが、結果的に管理しやすくなります。

転倒防止と安全面の配慮

クローゼット内とはいえ、背の高い棚や重い物を載せる収納は転倒リスクと無縁ではありません。IKEAは家具の転倒防止について、家具は壁に固定すること、付属の転倒防止キットと壁材に適した固定具(ネジやプラグ)は別途用意して使うことを案内しています。

KALLAXの商品ページ側でも、転倒防止のため壁固定を促す記載があります。

クローゼット下に置く場合でも、上に物を積み上げるほど重心が上がり、引き出しの開閉で前荷重がかかることがあります。特に子どもがいる家庭では、よじ登りや引っ張りのリスクも考えられます。収納力を追いすぎず、重い物は下に、揺れやすい物は入れない、といった基本動作とあわせて、設置環境に応じた対策を取るほうが安心感につながります。

カラーボックスで収納が足りないと感じたら

仕切り・サイズ変更・連結などで工夫しても、
「もう限界かも…」と感じる場合は、カラーボックスではなく
収納方法そのものを見直すタイミングかもしれません。

収納が足りない原因には、大きく2つあります。

✅ 部屋の中に、これ以上モノを置けない場合

→ 室内収納を「カラーボックス以上の収納家具」に変える方が、
結果的にスッキリします。

▶︎ カラーボックスがもう限界…その後に選ぶべき室内収納

カラーボックスがもう限界…その後に選ぶべき室内収納の考え方とおすすめパターン
カラーボックスにいろいろ詰め込んで、仕切りも変えてみたけれど… もうこれ以上入らない 見た目がゴチャゴチャしてきた 部屋がなんとなく散らかって見えるこんなふうに感じていませんか?カラーボックスは「安くて・手軽で・どこでも買える」優秀な収納で...

✅ そもそも部屋に置くモノが多すぎる場合

→ 季節物・使用頻度の低い物は、
屋外収納やトランクルームに出す選択肢もあります。

▶︎ カラーボックスにもう入らない物はどうする?屋外収納という選択肢

カラーボックスにもう入らない物はどうする?屋外収納(物置・トランクルーム)という選択肢
カラーボックスを工夫しても、どうしてもモノが収まりきらない…。 仕切りを増やしてもパンパン 連結して増やしたのに、また溢れてきた 収納を増やすほど、部屋が狭く見えるこんな状態になっているなら、「室内に全部置こうとする」のを一度やめて、そもそ...

よくある質問(Q&A)

クローゼットの奥行45cmでもカラーボックスは置ける?

置ける例は多いと考えられます。一般的なクローゼットは奥行45cm・60cmが多いという整理があり、奥行約30cm前後のカラーボックスであれば、数値上は収まることが珍しくありません。

ただし、実際は扉形状(折れ戸・引き戸)と服の張り出しで体感が変わります。奥行45cmに対して奥行39cmクラスを入れると、余白が少なく干渉しやすくなるため、扉の内側までの有効内寸と、服が前に出る量を測ってから判断するほうがスムーズです。

60cmクローゼットならどの奥行が安心?

奥行60cmクラスは余裕が取りやすい一方、安心かどうかは「服の量」と「どんな扉か」で変わります。奥行30cm前後なら扉側・服側の双方に余白を取りやすく、出し入れのストレスが出にくい傾向があります。奥行39cm前後でも置ける可能性は高まりますが、ケースを前へ引くスペースや、換気のための隙間を残せるかまで含めて考えると、使い勝手の差が出ます。

広いからといって奥まで埋め切るより、空気の通り道と動線の余白を残したほうが、日常の管理がラクになりやすいです。

耐荷重はどこを見ればいい?

見るべきポイントは2つで、「棚板1枚あたり」と「全体」です。棚板1枚あたりは、重い物を特定の段に集中させるときに効きます。全体耐荷重は、全段に荷重が分散する前提での上限として把握しておくと安心です。

数値例として、IKEAのKALLAXは棚板1枚あたり最大荷重13kg、アイリスのCX-3は棚板1枚あたり約30kg・全体約80kgといった表記が確認できます。

重い本や水などを想定するなら棚板あたりを優先し、背の高い棚に載せる場合は転倒対策も含めて検討する流れが噛み合います。

押入れとクローゼットで選び方は違う?

考え方は似ていますが、気をつけたいポイントが少し変わります。押入れは奥行が深い一方、奥側が見えづらく湿気がたまりやすい“要注意スペース”になりやすい、といった説明が見られます。

クローゼットは衣類が前へ張り出すため、扉や服との干渉が起きやすい点が特徴です。

どちらにも共通するのは、奥まで詰め切らず通気と出し入れを成立させること。置けるかどうかより、使い続けられる配置かどうかで選ぶと失敗が減ります。

まとめ|クローゼットに置けるカラーボックス選びで失敗しないために

サイズは「目安+実測」で判断する

クローゼットの奥行は45cm・60cmが多いという目安はありますが、扉の構造や巾木、服の量で“有効内寸”は変わります。

同じ数字でも使い心地が分かれるため、設置予定位置で幅・奥行・高さを測り、余白まで含めて検討するのが近道です。

奥行と干渉チェックが最重要ポイント

カラーボックスは奥行30cm前後の薄型と、39cm前後の深型で、クローゼット内の難易度が変わります。

扉の可動域と服の張り出しを先に押さえ、外寸・内寸・耐荷重まで確認できれば、置けるだけで終わらない“使える収納”に近づきます。

カラーボックスサイズ・寸法
スポンサーリンク
スポンサーリンク
kagucubeをフォローする
スポンサーリンク